鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に対して、市民らで立ち上げた「阿久根市長リコール委員会」が2010年8月16日、リコールの手続きを始めた。
きっかけは、竹原市長が議会出席を拒んだり、議会を開かずに専決処分を続けたりしたことから。署名が有権者の3分の1に達すれば、解職するかどうかを決める住民投票が行われる。投票者の過半数の賛成で市長は失職、出直し選挙となる。
リコール委員会の川原慎一委員長は、「独善的に市政運営を行うやり方はまさに独裁」と批判。これに対し、仙波敏郎副市長は会見で、「市民がリコールで市政に直接関心を持つことは良い」という竹原市長のコメントを発表した。