NHK解説委員の「自殺」 なぜ局内を選んだのか

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「職場での自殺、珍しくない」

   渋谷のNHK放送センターでは、01年10月15日、解説主幹だった男性(当時55)が転落死しているのが発見された。当時の報道によると、「事件性はない」。初報から数日間の全国紙報道を見る限りでは、事故なのか自殺なのかは触れられていなかった。今回の影山さんに関する報道を引用する個人ブログの中には、01年の転落死報道に触れるものもあった。

   一般論として、自殺を図る際に場所として職場を選ぶ心理状態には、何か意味があるのだろうか。

   ある産業カウンセラーに話をきくと、「統計的な数字はもっていませんが、職場での自殺は珍しくないと思います」とのことだった。自殺の場所として職場を選ぶ場合にみられる傾向のようなものはあるのか、との質問に対しては、「個々のケースで異なるため、一概には言えない」との答えだった。

   高知県前知事の橋本大二郎さんは8月11日夜、ミニブログ「Twitter(ツイッター)」で、影山さんの報道について触れた(一部勘違いがあり後に削除)。影山さんは、NHK福岡放送局で「4年後輩にあたる」そうで、「駆け出しの頃は、ジャンボ宝くじが当たるほどの、運を持っていた」とのエピソードを紹介していた。

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