会見質問、産経新聞記者は指名されず
韓国マスコミからの質問も出た。3大紙のうちのひとつ、中央日報の記者が
「談話で(日韓併合条約が締結された経緯について)『韓国国民の意思に反して』と認めた訳だが、(韓国で出ている)『条約は無効だ』ということについての認識はどうか」
と、一歩踏み込んだ質問をしたが、菅首相は
「日韓併合条約については、1965年の日韓基本条約において、その考え方を確認しており、その考え方を踏襲してきた」
とかわした。
もっとも、30分にわたって行われた会見の場では、談話を出したこと自体について批判的な質問は出ず、談話について批判的な論調を展開している産経新聞の記者は、指名されなかった。