最近、素人美人の活躍が目覚しい。「美人」が時刻を知らせるサイト「美人時計」や日替わり「美女」が登場する「美女暦」、地方の美少女をモデルに起用したフリーペーパー「美少女図鑑」などなどだ。なぜ今、素人美人なのか。
看板娘にスポットを当てた飲食情報サイトも登場し、人気を呼んでいる。飲食情報サイト「カンバン娘」。サイトを運営するオンライフによると、2010年5月のオープン以来、月間PVが増え続け、7月30日時点で100万PVに達した。
「特定の女性にファンがついてきた」
登場する看板娘はおよそ70人。外見の美しさだけでなく、「たくさんのファンを作り出す」「自分の働いている店を愛している」「仕事に誇りを持っている」「クレーム対応がうまい」といった条件をクリアした女性を「カンバン娘」と定義している。毎月、ファン投票で「ミス・カンバン娘」が選ばれ、特設ページで紹介している。
オンライフの広報担当者はこういう。
「飲食店のサイトはメニューや値段の紹介が多く、人にスポットが当てたものがありません。そんなこともあってこれを作りました。カンバン娘に会いに、来店するお客さんもいるようですね」
「美人」が時刻を知らせてくれるサイト「bijin-tokei(美人時計)」は、2009年1月にオープンして話題になり、10年7月30日現在での月間PVは3億8000万と急成長を続けている。最近は企業からも熱い視線を浴びせられていて、ユニリーバの男性用フレグランス「アックス(AXE)」や、「JANJANソース焼そば」(エースコック)などとコラボレーションしている。
素人美人に注目した先駆けは、地方の「美少女」をモデルに起用したフリーペーパー「美少女図鑑」。北海道から沖縄まで全国規模で展開している。
日替わりで「美女」が登場する「美女暦」は、7月30日時点で月間PV数が09年12月の1.5倍に増えた。「美女暦」を立ち上げたプロデューサーのヒャクタロウさんは、「最近、特定の女性にファンがついてきた」と明かす。