女子学生も人目気にせず「味噌汁と白米だけ」
380円の牛丼を300円に4月に値下げしたのは、明治大学和泉キャンパスにある学食「和泉の杜」だ。キャンパス付近に安い牛丼チェーンがあり、値下げせざるを得なかったという事情があるが、学生には好評だ。
「和泉の杜」は7月から「メガランチ」を始めた。20cmのメンチカツ、オムレツとチキンカツが一緒になった「オムカツ」など、どれも大きなサイズで価格は400~450円とお得感を出した。また、3と9がつく日は、キャベツの大盛や通常60円で売っている小鉢を1品無料でサービスしている。通常50円のごはんの大盛を1週間無料にしたこともあった。
サービスメニューを増やした理由について、大澤修平店長はこう話している。
「和泉キャンパスに通っているのは1、2年生で、特に1年生は授業が忙しくアルバイトがあまりできません。不景気で仕送りが減っている上に、バイトで稼げなければ、食費を削るしかなく、最近、学食で一番売れているのが150円のカップラーメンです。女子学生も人目を気にせず、カップ麺を食べています。味噌汁と白米だけという女子学生もいます」
大澤店長は「打倒カップ麺」を目指し、9月に200円のそばをメニューに加える予定だ。