2010年6月の国の一般会計税収は、前年同月に比べて17.0%増加して1兆6901億1800万円になった。財務省が8月2日に発表した税収実績によると、景気の回復基調を背景に、法人税収が約2.5倍の1167億9400万円と大幅に増えたのに加えて、納めすぎた法人税を企業に払い戻す還付金が、金融危機の影響で急増した前年からの反動で大きく減少したことが要因。
所得税は前年同月比1.0%減の8222億3500万円。消費税は赤字にあたる649億200万円の還付超過だったが、前年同月の2613億5000万円の還付超過から赤字幅は大きく減らした。
なお、6月までの一般会計税収の累計は13.6%増の2兆2987億3000万円だった。