「日本のオンライン市場の健全な発展を阻害する」
国内検索市場の9割をヤフーとグーグルが握ることを不安視する声はある。ネット事業者による国際民間団体「ICOMP」は7月27日、2社の提携について「日本のオンライン市場の健全な発展を阻害し、独禁法上の観点から阻止されるべきだ」との見解を表明した。
だが、今まで「ウインドウズ」やウェブブラウザで「独占的」と見られることもあったMSのアクションだけに、日本ユーザーの理解は今ひとつ。2ちゃんねるでは今回の申し立てについて、
「マイクロソフトよ。お前が言うな」
と冷たい反応が多い。そもそも、他の検索エンジンでは頼りないからグーグルを使っていたという見方もある。
MSは、公取委へ提出する「証拠」の中身については明かしていない。既にヤフーとグーグルに「お墨付き」を与えている公取委に対して、判断を覆させるようなウルトラCを見せられるだろうか。