銀行介さず、SNSやツイッターでも送金できる?
「資金移動業者」の登場で、近い将来にこんなことができるかもしれない。
たとえば、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレットが資金移動業者で、AさんもBさんもEdyを使っていた場合、BさんのEdy番号(アカウント)をAさんが知っていれば、AさんはBさんのEdy番号宛に金額を指定して振り込むことができる。Bさんは届いたお金を、ビットワレットが委託するコンビニなどで現金化できる。
また、AさんがSNSのmixiを利用、BさんがGREEを利用していて、mixiとGREEの双方が資金移動業者に登録していれば、AさんのmixiアカウントからBさんのGREEアカウントに送金することができる。
ツイッターが資金移動業者であれば、ツイッターID宛の送金が可能になり、たとえばAさんのアカウントから、支持する政治家のアカウントに献金できるようにもなる。
ネットショッピングの場面では、売り手と買い手が直接で遣り取りすることも可能だ。
現在、日本で「資金移動業者」に登録しているのは、WESTERN UNION、ウニードス、ジェイティービー、トラベレックスジャパン、楽天のわずかに5社。金融庁は、「電子マネーを必ず現金化できるというのは語弊があります。資金移動業者の登録の際にスキームを判断するので、認めないものもあります」と慎重だ。