お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(40)の無期限休養が発表されてから2週間が経過した。理由を所属事務所の吉本興業は「体調不良のため」としか発表しておらず、マスメディアやネットではその病状について様々な憶測が乱れ飛んでいる。
無期限休養に入ることを、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表したのは2010年7月15日。5月中旬から体調不良が続いたため6月の仕事を休み7月1日のラジオ番組で一時復帰したが無期限休養を決めた。よしもとはマスコミに対し「病名は診断を待っているところでわからない。気持ちは元気ですが疲労がある」(サンケイスポーツ7月16日)と伝えている。
「精神的なストレスがあるようやから」
岡村さんの休養が発表されるやいなや、ネットでは元気がなくておかしかった、痩せすぎていたなどという感想と共に、「病名が発表されない場合は、命にかかわる病気か、心の病のどちらかにちがいない」といったうがった見方も出て、エイズ説、ガン説、鬱病説などが乱れ飛んだ。
岡村さんの身に何が起こったのか。メディアが飛び付いたのは明石家さんまさん(55)の言葉だった。
「精神的なストレスがあるようやから、オレみたいなご陽気な人間が電話したりするのが一番アカンみたい」
これは17日に放送されたラジオ番組「ヤングタウン土曜日」での一言。「明石家さんま、岡村の病状をポロリ」(夕刊フジ)などと報じられた。
そうした中、東京スポーツ7月28日付けは1面トップで「休養の真相がわかった」と報じた。高級クラブで「死にたいゲーム」に興じたことで深まった恋愛ストレスのためだというのだ。
岡村さん「恋愛ストレス」をため込んでいた??
そのゲームは行きつけのクラブのホステスに対し「ねぇ、死にたいと思ったことある?」「俺は毎日死にたいと思う」と神妙な顔で話し、ホステスが「頑張りや!」と励ますと、「そやな」と岡村さんがニコっと笑う、それを繰り返すゲームなのだそうだ。岡村さんには浮いたウワサが殆どなく、合コンに行っても連戦連敗。「恋愛ストレス」をため込んだ岡村さんがハケ口を「死にたいゲーム」に求めるのだが、ホステスから不評でさらにストレスを増幅させたのだろう、と書いている。
にわかには信じがたい内容で、記事の中身が事実かは全く不明だ。一方、「日刊サイゾー」サイトは7月29日付けで、「ナイナイ岡村の病状について大手マスコミが派手に書けない深いワケ」を説明している。
大手マスコミは「よしもと」から「芸人として終わってしまうような記事を書いたら抗議する」とクギを刺されている、というスポーツ紙デスクのコメントを掲載している。これも真相はやぶの中だ。
実際のところ、岡村さんの状態はどうなのかとよしもとクリエイティブ・エージェンシーに問い合わせてみたが、
「担当者が不在で答えられない」
ということだった。