経済産業省が2010年7月30日に発表した6月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100、季節調整済み)は前月比1.5%低下の94.7で、4か月ぶりに低下した。
業種別では、輸送機械工業や電子部品・デバイス工業、医薬品を除く化学工業などが低下。品目別では、自動車、携帯電話、太陽電池モジュールなどが生産の低下に寄与した。
6月の出荷は前月比0.2%低下して、96.2。低下に寄与した業種では鉄鋼業や電子部品・デバイス工業などある。また、在庫は同0.7%上昇の97.2。情報通信機械工業や化学工業、電気機機械工業が寄与した。在庫率指数は1.4%低下の107.0だった。
先行きは、8月に2.0%の上昇を予測している。
基調判断は、「持ち直しの動きで推移している」から「持ち直しの動きで推移しているものの、足踏みの動きも見られる」に修正した。