「人生で救急車乗ったの10回」 辻希美の発言に驚き、疑問相次ぐ

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   タレントの辻希美さん(23)が、小さいときに腹痛などでも救急車に度々乗っていたと、テレビであっけらかんと告白した。どんな腹痛かは分からないが、タクシー代わりに救急車を呼ぶことが問題になっているだけに、発言が波紋を呼んでいる。

   辻希美さんの発言があったのは、2010年7月25日にフジテレビ系で生放送された「26時間テレビ」でだ。

島田紳助「熱ぐらいで呼んだらいかんで」

ネット上でも疑問の声が
ネット上でも疑問の声が

   その中の「笑っていいとも増刊号」で、数字が多くなると負けるゲームにゲストで呼ばれた。希美さんは、そこで「人生で救急車に乗った回数」として、10回と回答したのだ。

   周囲からは驚きの声が上がったが、「小学校のときに体を壊して、もうしょっちゅう乗っていました」とけろり。同じゲストの島田紳助さんは、それで救急車を呼ぶのは頭が弱いのではと指摘し、司会のタモリさんに、「怒ってあげて下さいよ。親もおかしい、頭悪いですよ」と水を向けた。

   タモリさんが理由を聞くと、希美さんは、「お腹が痛くなったりとか…」「ぜんそくとか過呼吸とかそういうのがあって」「あと、熱とかも全部」などと答えていた。

   紳助さん自身は、バイク事故や激しい胃けいれんで計3回呼んだといい、「熱ぐらいで呼んだらいかんで」と諭した。ゲストのスザンヌさんも、救急車を呼んだのは、小学校のときに知り合いのぎっくり腰で付き添った1回だけと話した。

   救急車を巡っては、軽症でもタクシー代わりに使うケースが度々報じられ、社会問題になっている。それだけに、「ママドル」などとして影響力のある希美さんの発言は、ネット上で波紋を呼んだ。

「オフィシャルでお話しすることはありません」

   Q&Aサイト「ヤフー知恵袋」では、質問者が、高齢の祖母が骨折したときも命に関わる人を優先するように言ったとして、辻希美さん発言に「呆れ返ってしまった」と疑問を投げかけた。これには13件も回答が寄せられ、いずれも「タクシーで行けよって思います」「ぜひ人件費と交通費請求して欲しいです」などと批判的なものばかりだ。

   もちろん、希美さんが小学生のときの話だけに、救急車を呼んだのは親の考えなどが大きいとみられる。また、希美さんの勘違いがあったり、腹痛などでも重症であったりした可能性がある。

   本当のところは、どうなのか。

   しかし、所属事務所アップフロントエージェンシーのマネージャーは、取材に対し、「オフィシャルでお話しすることはありません」とコメントするだけだった。

   ちなみに、希美さんは、アイドルになってからも、2006年7月22日のコンサートツアーで、ステージから誤って約1.8メートル下の床に転落し、救急車で近くの病院に運ばれたことがある。スポーツ紙各紙によると、このときは、大事を取って救急車を利用したといい、右足首ねんざで全治2週間のけがだった。

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