自殺した山本真純アナ 「産後うつ」だった 

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   宮城県仙台市の高層マンションから飛び降り自殺を図り、死亡した日本テレビの山本真純アナウンサー(34)は、出産後に母親を襲う「産後うつ」を患っていた。

   山本アナの実兄、山本慎輔さんが2010年7月28日、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」に出演し、山本アナが5月にうつ病(産後うつ)の診断を受けていたことを明かした。山本アナは2月に出産し、その2か月後に異変が見られるようになったという。

産後の女性は誰でもなり得る

「すべてにおいて自信がないと言っていました。すべて自分でやれているのに、やれていないと言っていて、絶望感が襲っていた」

   慎輔さんはこう話した。

   一方で慎輔さんは、今でも「信じられない」という。山本アナは、「心臓に毛が生えている」と自分で言っていて、「明るくて芯があり、信念のあるよくできた妹だった」と振り返った。

   山本アナと同期の長谷川豊アナウンサーがスタジオに登場し、

「99年同期の中でも中心的な存在で、幹事役を買って出たりしていました。余裕があって、遊びも知っていて、スポーツもやっていて、うつ病になりやすい人には見えませんでした。男性にも女性にも人気があり、友人もたくさんいました。一部には産後うつを患っていると明かしていたようです」

と語った。

   山本アナをよく知る人物は口を揃えて、「うつ病になるタイプじゃなかった」という。ところが、山本アナが患っていた「産後うつ」は、出産後の女性の誰もがかかり得る病気で、産後女性の1割がかかるというデータもある。

   実は、ほかにも出産直後に自殺したアナウンサーがいる。日本テレビの大杉君枝アナウンサー(当時43)が、2007年2月に都内で飛び降り自殺した。06年10月に第一子の男の子を出産したばかりだった。01年には同局に所属し、フリーで活動していた米森麻美アナウンサー(当時34)が急死。死因は明かされていないが、第一子を出産した直後だった。

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