民主党内ぐじゃぐじゃ、すきま風 引退「撤回」鳩山前首相張り切る

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鳩山氏、首相を「支持」の真意は

   「今こそ出番だ」と考えたのか、「橋渡し役」に名乗りを挙げた鳩山氏は、自身の引退表明を「とりあえず」撤回したばかりだ。10年6月2日の退陣表明の際には、テレビカメラの前で「次の総選挙に出馬致しません」と明言していた。それ以前にも、自民党を念頭に「首相まで極めた人がその後、影響力を行使することが政治の混乱を招いている」との考えを示していた。

   しかし、7月17日にあった地元北海道での後援会会合で、進退を再検討して11年春の統一地方選のころを目安に結論を出す考えを示した。まだ完全に引退宣言を撤回した訳ではないが、いずれにせよ「言を左右している」という、首相在任時の米軍普天間移設問題などの際の「発言のブレ」のイメージを増幅してしまったのは間違いないようだ。

   鳩山氏は7月22日の番組収録の際、代表選について「首をすげ替えれば済む話ではない。菅さんに代わったばかりで、降ろすという話にならない」と「菅首相支持」を打ち出した。菅首相は、こうした発言について記者団から聞かれ「大変温かい激励を頂いた」と喜んだ。

   鳩山氏の「支持表明」は今後も「ブレる」ことはないのだろうか。鳩山グループ内では、小沢鋭仁環境相が新たな勉強会を発足させる動きをみせており、鳩山氏の影響力にかげりが出ることも想定される。

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