「猛暑日」記録地点が全国で急増 24日までは「灼熱地獄」続く

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北海道えりも岬の最高気温16.5度

   暑さのため熱中症で救急車に運ばれる人や熱中症が原因とみられる死者も出ている。消防庁が7月21日公表した「12~18日」の搬送者(速報値、以下同)は1756人で、死者は5人に上っている。「5~11日」の搬送者893人、死者2人に比べ倍増している。

   今後、暑さはどうなるのだろうか。気象庁が7月16日に発表した1か月予報(7月17日~8月16日)によると、東日本では平年より暑くなる可能性が高く、西日本と北日本では「平年並み」と「平年より暑い」が同程度の確率だという。いずれにせよ、「平年より涼しい」とはならないようだ。当面、今の暑さは7月24日ごろまで続き、いったん和らぐ見込みだそうだ。

   ちなみに7月21日(18時現在)に最低気温が最も低かったのは、北海道えりも岬だ。最高気温も16.5度までしか上がらなかった。現地の観光施設「襟裳岬『風の館』」職員の石川慎也さん(45)は、「風があると観光客の人には寒いみたいです」と話す。「私たちは23度を超えると暑いと感じますね。この辺では滅多にありませんが」。現地では、「夏の襟裳は涼しいので、ほかの暑い場所に出かける気がしない」という人もいるそうだ。石川さんは「避暑には最高ですよ。アザラシ・ウォッチングもできますし」とPRしていた。

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