「日本人が、格好の標的になっている」
また、日本人が主なターゲットにされた可能性もあるようで、捜査関係者は、同紙に対して
「クレジットカードで支払いをせず、大量の円・ユーロの現金を持っている日本人が、格好の標的になっている」
と警告している。
犯行の動機は「経済上の問題」だとされているが、容疑者が銀行で契約した貸金庫や自宅からは、貴金属、クレジットカード、現金、金額が書き込まれていない小切手、トラベラーズチェックなどが発見されたといい、本当に経済的に困窮していたのかは不明だ。捜査関係者は、
「銀行口座の残高(の多さ)が、容疑者の日頃のライフスタイルと、申告されている収入額との途方もないギャップを示している」
と嘆息している。
容疑者は、最高で懲役10年の刑を受ける可能性があるという。
エールフランス日本支社の広報担当者は
「(パリの)本社から『捜査中なので、エールフランスとしてはコメントできない』旨の連絡があった」
と話しており、現段階では「ノーコメント」との立場だ。