「週刊少年ジャンプ」最新号に掲載された大人気連載「ワンピース」の扉に、入れ墨のキャラが大きく描かれている。「ワンピース」といえば、アニメの声優が全裸の入れ墨姿を自身のブログで披露し、逮捕されたばかり。ネットでは「作者が声優にエールをおくったのではないか」など様々な憶測が流れ、騒ぎになっている。
「ワンピース」の扉に入れ墨キャラが描かれたのは「少年ジャンプ」2010年8月2日号。タイトルは「エール」となっている。このキャラはマンガに登場する海軍本部大将の赤犬(本名はサカズキ)。これまでも赤犬の襟元に入れ墨が見えていたが、上半身が裸で大きな桜模様の入れ墨を出したのは初めてだ。
ブログに自身のわいせつ画像を掲載し逮捕
これを見たファン達から、「この時期に入れ墨を出すのはまずいだろ!」といった声が出た。アニメ「ワンピース」の声優いまむらのりおさんが、ブログにわいせつ画像を掲載したとして7月12日に逮捕されたばかりだったからだ。
その画像とは、いまむらさんが全身に彫った入れ墨の写真。約10年間で400~500万円かけたという「作品」だ。いまむらさんは「入れ墨がほぼ完成したのでみんなに見せて自慢したかった」と容疑を認めている。
ネット上で「ワンピース」作者の尾田栄一郎さんがいまむらさんに「エールを送った」のではないか、と憶測されているのには理由がある。実はいまむらさんが演じているエンポリオ・イワンコフは、いまむらさんをモデルにしたキャラクターだからだ。
いまむらさんは2010年3月1日付けのブログで、
「尾田栄一郎センセが、ヴァタシの『不気味な女装』を観つづけている内、『イワンコフ』というキャラを思い付いたて噂、実はこれ、ホントなのっ!!」
と打ち明けている。
「弊社のコメントは特にありません」
アニメの声は自分がやる、とギャグで言っていたら突然オーディションに呼ばれ、本当に声優に抜擢されたそうなのだ。いまむらさんはもともと舞台俳優で、入れ墨マニアらが集まるバーも経営している。
そんなこともありネットでは、この時期に尾田さんがマンガ「ワンピース」の扉に入れ墨の男を登場させたのは単なる偶然ではない、とし、掲示板などでは
「いまむらにエール贈るみたいだね」
「尾田先生フォロー早いな 流石は日本一の漫画家だ」
といった書き込みが出ている。
尾田さんがいまむらさんにエールを送ったものなのか、「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社に問い合わせたところ、
「お問い合わせいただきました件に関する、弊社のコメントは特にございません」
ということだった。