「不景気」と「肉食化」が関係?
一般女性の間でもすっぴんが増えているという。
メイクアップアーティストの奥田昌敏さん(日本メイクアップ連盟)は、
「すっぴんの女性は20歳代に多く、面倒だからという理由が圧倒的ですが、肌にいいからという女性もいて、ファンデーションなどは塗らず、まつげエクステやネイルだけしている若い女性をよく見かけます」
と話している。
さらに奥田さんは、すっぴんがはやるのは、2つの時代背景が考えられるという。1つ目は「景気が悪化」だ。景気が悪くなると、ナチュラル志向に走る傾向が見られたり、「メイクにお金をかけることができない」という人もいるそうだ。対照的に、好景気のバブル期は、眉は太く、はっきりした濃いメイクがはやった。
2つ目は「女性の肉食化」。
「メイクは女性的なものなので、化粧をしない女性は男性化しているとも言えます。最近は、むしろ男性のほうがメイクしていて、逆転現象が起こっています」