口蹄疫めぐり知事と農水相が対立 種牛6頭殺処分か救済か

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国は最終的に「代執行」で殺処分の方針

   連絡協議会の担当者は、

「児湯地区の農家は命を削る思いをして殺処分に応じてきたのに、ゴネれば殺処分を免れるなどというのは不公平で、そのような前例を残しては他県で口蹄疫が出た場合に悪影響が出る」

とし、殺処分は絶対にするべきだと力説する。

   山田農水相は県が特例の救済を求めている種牛6頭について、殺処分を求める「是正指示」を出す準備をしている。県がそれでも従わない場合は、県に代わって殺処分する「代執行」をする方針だ。「代執行」となれば、初めてのケースだという。

   知事は10年7月13日付けのブログで、山田農水相と会談したことを報告している。「勧告をしたのだから、問答無用で県が殺処分しなさい」と言われ、ハッキリ「出来ない」とお答えしたため物別れに終わった、と書いている。

   農林水産省は民間種牛6頭について、県に対し殺処分を求める是正指示を7月15日にも出す意向だが、同日午後6時の時点では出されていない。

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