米CR誌「iPhone 4買ってはいけない」 電波障害「設計上の問題」と指摘

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アップルは「アンテナ表示に問題」

   米国の消費者団体専門誌として歴史あるCR誌は、消費者保護のために製品を公正に評価するのが目的だ。取り扱う品は自動車から電化製品、デジタル機器、家庭用品など幅広い。公平さと独立性を保つために、外部からの広告は一切掲載しないという徹底ぶりだ。読者にも影響力が強く、4月14日付けJ-CASTニュースが報じたように、最近ではトヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」のSUVについて「買うべきではない」と評価を下した。

   アップルにとって痛いのは、同社の公式見解の内容に疑問符がつけられたことだ。アップルは「アンテナの表示に問題あり」と考えて、更新ソフトの配布で乗り切れると考えるようだ。だがCRは、実験結果からこの見解を疑わしいとして、アイフォーン4そのもののデザイン修正が必要だと結論づけている。

   ITブログメデイア「ギズモード」(英語版)は、7月2日付けの記事で、複数の無線の専門家の話として、電波障害はアンテナバーの表示が問題なのではなく、受信そのものに不具合が発生しているのだとしている。そのうえで、電話機左側の黒い線部分を指で防ぐと通話中の声が途切れたり、ウェブサイトへアクセスしている最中の接続が止まったりする動画を掲載。実際に電波障害が起きていることを「証明」している。

   八方ふさがりになりつつあるようなアップルだが、厳しい評価に対してどう乗り切るだろうか。

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