日本の不動産今が「買い時」と見る
ひとつは投資目的で購入するケース。中国では、すべての土地が国有財産で、住宅用不動産は70年後に国に返却しなければならない。最近は不動産バブルの崩壊が時間の問題とも言われ、海外に不動産を購入する富裕層が多い。なかでも日本は中国から近く、不動産価格が下がっていることもあって、「買い時」と見る向きが多いそうだ。2つ目のタイプは、都市型セカンドハウスやリゾート型別荘を持ちたいというもの。予算は1000万円から数億円と幅広い。
シン社長は、「1億円後半以上の不動産の多くを、中国人を中心とする外国人が買っているのが現状で、不動産業界で中国人の不動産投資熱に期待したいという声が挙がっている」と明かす。
一方で、
「中国人富裕層が日本の不動産を買いあさっているという報道がありましたが、良い物件があれば賢く買いたいという人がほとんどで、手当たり次第、買っているということはありません」
と話している。