「連立ありません」に記者失笑 民主党取材現場で流れた空気

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   参院選で自民が民主を上回るかも、との情勢が伝えられる中、2010年7月11日夜に話題は早くも他政党との連立に移ってきた。

   民主党の開票センターでは22時過ぎに枝野幸男幹事長が記者会見場に登場した。テレビ中継の中で、枝野幹事長は「(新たな)連立は考えていない」と言うと、テレビ中継がつながっていたみんなの党・渡辺喜美代表も、「(連立は)ありません」ときっぱり突き放した。このやりとりに民主党の開票センター控室でメモ取りに追われている記者からは笑いも漏れた。

枝野幹事長「真摯に受け止めて」

花付けでは、谷亮子さんの時ひときわフラッシュがたかれた
花付けでは、谷亮子さんの時ひときわフラッシュがたかれた

   菅直人首相の責任問題について質問された枝野幹事長は「いくつかの選挙区ではまだ1票でも上にいけるか、状況を見守っている」とした上で、「選挙結果を真摯に受け止めて、しっかり考えていく」との説明を繰り返した。また、50議席を下回るとの見方が強い情勢には「現時点での民主党政権に対する審判だと思っている。結果がすべて判明した時点で、しっかりと検討し、対応していきたい」と話した。

   記者会見が行われた開票センターでは、カメラマンがシャッターを切る音が響き、現場の様子を伝えるテレビ番組のレポーターらが真剣な顔で情報を報告していた。一方、センターの近くには、電源などが用意された控室のような場所がある。別室で行われている記者会見について、ペン記者のほとんどがテレビ中継される民主党幹部たちの話をメモする仕事に終われていた。ペンを走らせる音や、キーを猛スピードでたたく音が響いている。

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