マスコミ各社が参院選の報道にツイッターを活用する中、「当確情報」にも力を入れている。中には、ボットが自動的に当確情報を流す社もある。マスコミだけでなく、自民党も「当打ち合戦」に参戦。投票が締め切られた直後から、続々と「当確」の候補者名をつぶやいており、ツイッター上には、大量の当確情報があふれている。
今回の参院選では、新聞・テレビ各社が「特番アカウント」をつくり、会見場の様子などの取材の舞台裏を伝える一方、当確情報も多く流れている。中でもTBSは、当確専用のアカウントを開設。同社の選挙報道システムから、当確情報が自動的にツイートされる仕組みにした。20時1分には、長谷川岳氏(自民、北海道選挙区)ら30の当確を一気にツイートした。それ以降も、候補者に当確が出るたびに、続々とツイートが行われている。
自民党広報が「当確」ツイート
報道各社の他に、政党も自党の候補者の当確情報を発信している。
例えば自民党広報の公式アカウント(@jimin_koho)では、19時56分、突然
「投票箱が閉まるまであと5分。20時から自民党候補の『当確』情報をツイートしていきます。終了時間は未定です」
とアナウンス。当確の根拠は不明ながらも、20時8分には、前出の長谷川氏ら3人の候補の当確がツイートされ、今も「当打ち」が続いている。同アカウントでは、党本部の開票センターで報道各社の取材を受ける党3役の写真を掲載したり、20時50分過ぎには、石原伸晃組織運動本部長が取材を受ける様子を
「たくさんのマスコミの方が詰めかけ大変暑いです」
と伝えている。
一方の民主党は、ウェブサイトのトップページに「当選者ピックアップ」と題したコーナーを開設。候補者のプロフィールにリンクが張られている。