「高地トレーニングの経験もあり、大丈夫」
選挙事務所に取材すると、スタッフは9日夕、次のように明かした。
「私どもも、急にきのう本人から聞いたんです。当初は、最終日に地元の福岡か東京を回る予定でした。ですから、それまで準備などは考えていませんでした。谷は、オリンピック選手だったといっても、1か月も地方を飛び回り、子育てもして、かなり疲れています。できれば、取り止めてほしいと思います」
事務所スタッフは、谷氏が富士山に登れば、周囲への影響が大きいことも認めた。報道陣が同行取材するなどして、騒ぎになることも予想されるからだ。
そのうえで、事務所スタッフは、当日は雨の予想と天気がよくなく、最終日は東京を遊説したいこともあり、登山は中止になる方向だとした。
ところが、それから数時間後、一転して登山に踏み切るのがほぼ確定だと明かした。
スタッフは、その理由を次のように説明する。
「本人の強い意向があるからです。重装備ではありませんが、登山シューズを履く準備などもしています。高地トレーニングの経験もあり、大丈夫だということです。天気があまりに酷くなれば中止しますが、雨でも今のところ登る予定です」
本人やスタッフ合わせて総勢7人で登り、マスコミの一部も同行取材するという。都内の自宅を早朝、車で出て、朝8時には富士吉田口に到着。夕方に下山した後は、時間があれば、東京にUターンして、銀座あたりで遊説したいとしている。