ソフトバンクの孫正義社長が2010年7月8日、自身の「ツイッター」に謝罪文を掲載した。社員と共に東京ドームで野球観戦し「はしゃぎ過ぎた」という理由からだ。「ツイッター」にはソフトバンク社員と孫社長を非難するつぶやきが多数出ているが、いったい東京ドームで何が起こったのか。
問題になった試合は10年7月6日のソフトバンクホークス対日本ハムファイターズ戦。ソフトバンクは今年で創業30周年を迎え、都内でグループ社員を含め約2万人の「社員大会」(決起集会)を開催。その「二次会」として6日、7日のホークス戦に1万人ずつを応援団として投入した。
マナーが悪いと「ツイッター」で社長に直訴
孫社長は「ツイッター」に、
「一昨日は、創業30周年イベントで東京ドームにて社員と野球観戦。はしゃぎ過ぎファンの皆様に大変御迷惑をおかけしました。反省し、昨日はだいぶ大人しく観戦出来たと思います。本当に申し訳ありませんでした」
と書いた。大企業のトップがこれだけ神妙な謝罪を個人で発信するのは珍しい。実は、7月6日の観戦を巡り、「ツイッター」上で孫社長に対し激しい批判が展開されていた。
そこには、
「居酒屋の大学生より、修学旅行の中学生よりマナーが悪い。試合観ず酒のんで試合進行中も立って騒ぐ周りの迷惑顧みない社員動員」
「プレー中にウェーブ始める、相手側応援団のいる外野スタンドで騒ぎ出す・・・それがあなたの理想とするプロ野球観戦のあるべき姿ですか?」
「社の社員が落としたゴミが沢山。お父さん犬の袋をごみにするなんてね。しかも散らかして」
「孫もオンプレー中に内野指定階段で大名行列しだして撮影会したりとオーナーが一般ファンの観戦の妨害する有様だよ」
などのつぶやきが出ている。