メジャー・リーグまである 米国「大食い」大会の驚愕事情 

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日本では「プロとして食べていけない」

   一方の日本はどうか。

   「日本の大食い選手でプロとして食べていけるのは、小林尊さんだけですね」。自身も「大食いチャレンジャー」として、ラーメンなどの各種地方早食い大会で優勝経験もある青木健志さん(34)はこう解説する。

   ギャル曽根さんも大食いで有名だが、あくまで「芸能枠」で、日本ではテレビ出演でかなり著名なフードファイターでも、「大食い」で生計を立てることはほとんど無理なのだという。自身も会社員との二足のわらじだ。

   日本では02年、中学生がテレビの早食い番組を真似し、パンをのどにつまらせ死亡する事故が起き、同種番組の自粛が相次いだ。05年にはテレビ東京が大食い番組を復活させたが、「今もメディアが全般的に引いた状況には変わりはない」(青木さん)。

   地方レベルの大会はそこそこ開かれているが、優勝しても5万円、といった大会が少なくない。また、メディアの注目が集まらないと個人レベルでスポンサーがつくはずもない。

   「礼儀作法に厳しいお国柄」か、日本では大食いに対し、「もったいない」「食べ方が汚い」と根強い批判がある。青木さんは、単純に大食いを見ることを楽しみ、選手たちを「スポーツ選手、アスリート」としてみるアメリカがちょっぴりうらやましいそうだ。

「大食い・早食いは、かけひきなど競技性があり、スポーツだと思うのですが」
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