角川書店は2010年7月5日、葵ゆうさんの小説「ユヴェール学園諜報科」シリーズ(角川ビーンズ文庫)の2作品中に他作品からの表現の流用があったとして、絶版・回収すると発表した。また、8月1日に刊行予定だったシリーズ最終巻の刊行中止も決めた。
流用があったのは、同シリーズの「一限目は主従契約」と「生徒会長と二限目を」の2作品。同社ウェブサイトで葵さんは、「作家として最もやってはいけない行為に及んでしまった自分の短慮を、今では深く反省しております」と流用を認めたうえで謝罪し、今後の作家活動は白紙にするとした。