進次郎CMキー局流さず U局やローカル局と判断分かれる

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「政党の代表者、またはこれに準ずる者」が原則?

   取材に対し、小泉進次郎氏のCMをお断りしたと明確に答えたのが、テレビ朝日だ。

   同局広報部では、放送の予定はないとして、その理由について、「政党CMの出演者については、『政党の代表者、またはこれに準ずる者』とすることを原則としています」と説明する。

   また、テレビ東京は、まだ放送していないことだけを明かした。その理由については、「CMは個別スポンサーとの契約ですので、お答えしないことにしています」と言う。TBS、フジテレビは、放送するかどうかはまだ検討中だとした。日本テレビは、担当者が外出中とのことだった。

   一方、すでに放送したTOKYO MXでは、その理由について次のように説明する。

「後半部分に谷垣総裁が出演しており、政党全体のCMと考えられます。進次郎さんを新人議員の顔として出す事情も、理解できます。衆院選も近いとは言えず、事前運動にも当たらないと考えています」

   独立U局の関係者は、キー局の姿勢にこう疑問を示す。「ツイッターやテレビ討論では、どんどん情報が流れています。政党CMだけ敷居を高くするのは、あまり意味がありません。現に自民党のサイトやビラでは、進次郎さんや丸川珠代さんも出ているんですよ。民放連は、考え方をもっと整理すべきです」。

   ネット上も、賛否両論に分かれている。

   2ちゃんねるを見ると、CMに反対する意見として、タレント候補ばかりになる、報道の中立性が失われる、といった書き込みがある。一方、賛成意見としては、テレビ局の判断にならないので止める権利はない、有権者はCMだけで決めるわけではない、といったものだ。

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