「外国人にもてあそばれている」
このほか、10年3月期に約1400億円の2期連続の巨額最終赤字を計上しながら、4人の外国人役員(6月下旬に退任)の報酬が1億円を超えていた新生銀行も、総会で「外国人にもてあそばれている。赤字なのに巨額の報酬を受け取るなんて、日本ではあり得ない」などと株主の批判が渦巻いた。公的資金を投入されながら経営改善できず、6月30日に金融庁から業務改善命令を受けているだけに、再建への道のりの険しさを改めて印象付ける総会になった。
増資や役員報酬開示の相乗効果で株主の視線は厳しさを増す一方。怒りを鎮める方法は収益向上しかない。
訂正
みずほフィナンシャルグループの11年3月期の配当が無配とあったのは誤りで、その部分を削除しました。同社は11年3月期には6円の配当を予定しています。訂正します。