「岡田首相退任の意向」と1面掲載  デーリー東北お詫びして訂正

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   青森県八戸市を中心に配達されている地方紙「デーリー東北」が2010年7月1日のサッカー日本代表帰国に関する記事で、岡田武史監督を「岡田首相」と誤って報じた。発行元のデーリー東北新聞社(青森県八戸市)は、ウェブサイトのトップページに経緯を説明するコメントを掲載、翌7月2日の紙面にも「お詫び」を掲載した。

   記事は7月1日付けでの1面に掲載され、日本代表が日本への帰路についたことと、岡田監督が退任の意向を示したことを報じたもの。記事自体はプレトリア(南アフリカ)発で共同通信社が配信したものだが、デーリー社は、この記事に対して「岡田首相退任の意向 日本代表きょう帰国」との見出しを付けた。

「『岡田首相』とあるのは『岡田監督』の誤りです」

トップページには「お詫び」が掲載された
トップページには「お詫び」が掲載された

   同日午前、同社はツイッターの公式アカウントで

「今朝、本紙配達エリアの約半分に配られた朝刊1面で、サッカー日本代表の記事の見出しに『岡田首相』とあるのは『岡田監督』の誤りです。読者をはじめ多くの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしました。お詫びして訂正します」

などと謝罪したほか、午後には、ウェブサイトのトップページに山本義一・編集局長名で「『岡田首相』の見出し誤掲載の経緯について」と題したコメントを発表した。

   コメントによると、ミスは主見出し「日本代表きょう帰国」と、サブの見出し「岡田監督 退任の意向」とを入れ替えた時に発生したといい、ゲラの最終チェック段階でも誤りを見つけられなかったという。輪転機が回り始めてから40分後に印刷部員がミスに気付き、見出しを修正したものの、すでに販売店への発送が始まっていたことから、すべての新聞を差し替えることは出来なかったという。結果として、公称部数約10万5000部のうち、5万部が「岡田首相」と印刷されて配達された。

姉妹サイト