総務省「問題になるとは考えていません」
吉田氏は10年4月に大分県議会議員を辞職。今回の選挙で初めて国政に挑んでいる。陣営によると、「名前を覚えてもらうためにはどうしたらいいか」を話し合う中で、このポスターを発案。白い犬は支持者から借りてきたという。
当のソフトバンクモバイルの広報室では、
「吉田さんの陣営から特にコンタクトはありませんでした」
とした上で、
「弊社が使っている『ただとも』と、今回の『ただとも』は、全く意味合いが違うもの。弊社ではコミュニケーションのあり方について、この言葉を使っているのに対して、吉田さんの場合は、お名前でいらっしゃる」
と、特に問題視しない考えだ。
今回のポスターをめぐっては、結果的に特定企業の宣伝になるのではないかとの見方も出ている。この点については、総務省の選挙課では、
「一般論として、選挙のポスターの枚数に制限はありますが、内容に制限はありません。必ず記載しなければならない『法定記載事項』はありますが、それ以外の内容については、虚偽事項や『私に投票すれば~する』といった利益誘導に関連する内容でない限り、直ちに問題になるとは考えていません」
としており、吉田候補とソフトバンクに特に利害関係がないこともあって、今回は問題ないとの見解だ。