大阪、海外、証券界…「マクド」巻き返し?
ところが、「マクド派」はジワジワ巻き返している。最近は東京でも「マクド」を使っている人がいるというし、フィリピンやフランスなど、海外でも「マクド」が使われているというのだ。
山梨県に住む大学生はフランスを旅したとき、「マクドって…」と、戸惑ったという。
また、ある外資系ビジネスマンは「海外では、マク『ド』ナルドを強めに発音するので、ドで切ったほうが言いやすいのかもしれない」と推測。海外では「マクド派が主流なのかも」と話す。
証券業界も「マクド」だ。ジャスダック市場に上場する日本マクドナルドホールディングスだが、新聞の株価欄では「マクドナルド」と表記。記事中では「日本マクド」と省略される。
都内に勤務する証券マンは、「そう言われてみれば、知らず知らずに使い分けていますね。目にする分には違和感がないのかも」という。米アップル社のパソコン「Mac」や、「○○マック」「マックス××」のようなに、略称・呼称に「マック」を使う会社が少なくないので、間違えないようにする狙いもある。
ちなみに、日本マクドナルドは「『マック』でも『マクド』でも、親しみをもって呼んでもらえることに、うれしく思います。どちらが正しいとかはありません」と話している。