「子どもっぽい責任の取り方だ」
家族の話になると、涙がこみ上げ、「ちょっとすいません。(カメラを)止めてもらっていいですか」と撮影を中止するシーンもあった。
親方の離婚について、コラムニストの神足裕司さんは、「すべての権利を手放す」という親方なりの責任の取り方だったとみる。一方で、復帰が絶望的になった今、こうした責任の取り方は、「損得計算が見え、子どもっぽい虫の良さがある」とも指摘した。親方がインタビューで琴光喜をかばう発言をしたことについても、子どもっぽさがあるという。
「ちょっと昔だったら、男らしいし、許してやれよ、となったかもしれないが、この時代、涙ながらに語られても、見ている人は納得できないだろう」
大嶽親方は6月28日、日本相撲協会に退職届を提出した。同協会は受理せず、この日に行われた臨時理事会で、大嶽親方と琴光喜に解雇以上の懲戒処分(解雇か除名)を科す方針を固めた。7月4日の理事会で正式決定する。