三井住友銀行は、インドの民間銀行であるコタック・マヒンドラ銀行と資本・業務提携を結ぶことで合意した、と2010年6月30日に発表した。邦銀がインドの銀行へ出資するのは初めて。
三井住友銀行は、同行が実施する第三者引受増資で普通株式1640万株(約136億ルピー=約300億円)を、10年8~9月にも引き受け、それにより発行済み株式総数の4.5%相当を取得する。投資銀行業務や資産運用、証券業務などの分野で提携することで、インドに関する新たなビジネスチャンスの獲得をめざす。
コタック・マヒンドラ銀行は、03年に銀行免許を取得したインドで第4位の民間銀行。投資銀行業務に強みがある。なお、三井住友銀行はインドで、英スタンダード・チャータード銀行と日系企業へのサービスで提携している。