iPhone 4持ち方で電波障害 利用者になぜ説明しないのか

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   多機能携帯電話「アイフォーン(iPhone)4」が、発売数日にして「不具合」に見舞われた。電話機の持ち方によって、電波が受信できなくなるというのだ。

   米国では、アップルの経営トップに「直訴」するユーザーが登場。日本でも、ネットで解決方法を尋ねる人が見られるが、今のところ「持ち方を変える」以外に有効な対策はなさそうだ。

アンテナバーがみるみる減っていく

電話機の側面にアンテナが隠れている?
電話機の側面にアンテナが隠れている?

   世界5か国で2010年6月24日に発売された「アイフォーン4」。日本でも、販売店には徹夜組を含む行列ができ、予約したものの発売日当日に購入できない人が出たほどの人気ぶりとなった。

   しかし、発売直後から各メディアがアイフォーン4の「欠陥」を指摘。米ITブログメディアの「TechCrunch」は24日付の記事に動画を載せて、電話機の持ち方によって電波が入らなくなることを実証している。テーブルの上に置かれたアイフォーン4は、電波の受信状態を示す「アンテナバー」がすべて立っている。だが電話機の両側を左手でしっかり握って持つと、バーの数がみるみる減って「圏外」になってしまうのだ。手を放してしばらくすると、バーは元の数に戻っていく。従来機の「アイフォーン3GS」などと異なり、アイフォーン4は電話機の側面が金属の枠で覆われており、この部分にアンテナが組み込まれているとの指摘がある。

   日本のユーザーも「店頭でお姉さんと実験した結果、間違いなかった…」とツイッターに投稿した人がいるなど、同様の問題が発生しているようだ。「2ちゃんねる」を見ると、

「アンテナの位置悪すぎだろw」
「こりゃ3GSから乗換えるのはやめて来年の新型に期待したほうがいいかも知らんね」
「公平に見て左手で持ったら圏外になる携帯電話って普通にリコールだな」

と、厳しい声が相次いでいる。

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