「新・ブログの女王」は、基本的に自称
しかし、ネット上でも、上ノ宮絵理沙さんが「炎上クイーン」と呼ばれたことはあるのか。
講談社の新企画出版部を直撃取材すると、編集者はこう話した。
「彼女は、自分でそう呼んでいるわけではありません。炎上が多いので、ネット上でそう呼ばれているわけです。雑誌が出るもっと前から、2ちゃんねるで言われていたということですよ」
ただ、それがいつ何がきっかけかを聞いても、「分からない」ということだった。
絵理沙さんは、新しく始めたクルーズブログで2010年5月30日、「新・ブログの女王」とネット上や業界でかなり噂されているとも明かした。この呼称をグーグルで検索すると、しょこたんこと中川翔子さん(25)のことが真っ先に出てくるが、どうなのか。
ネット上などの噂について、編集者は、「どうですかね」と今度はクビをひねった。そのうえで、「こちらの方は、基本的に自称ということです」と認めた。
ちなみに、今回、自叙伝を出した理由について、編集者はこう語る。
「確かに、アンチファンも多いですが、別の仕事で会っていたとき、仕事ぶりは常識をわきまえていて、決して変な子ではありませんでした。ギャルの主張として、彼女なりの言い分、正義感があるんだなあと思い、出版の話を持ちかけました」
食事など当たり障りのないブログを書く芸能人が多い中で、あえて炎上を避けないことにも注目したとしている。絵理沙さんがクルーズブログを始めたのも、大手のアメブロでは書きたいことが書けないストレスがあったからだという。
エッセイは、暴露本ではないというものの、泥棒疑惑などにも触れており、初のセミヌードもある。初版は7000部。