スポーツクラブや今後はキャンパスにも
ドール社マーケティング部の担当者によると、月水金の大体2日ごとに、商品補充と売れ残りの回収を行う。「週3回入れ替えるので、鮮度の点は安心です」と語る。
23日に設置されてからまだ約1週間だが、売れ行きは好調のようだ。28日(月)に補充された1本売りタイプの64本は、翌29日の昼には完売。房タイプも1日で36パックのうち、約半数が売れた。ネットで注目されたことで、携帯で自販機の写真を撮影していく人もいるという。
バナナにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、1本で90キロカロリー前後と、かなりヘルシーだ。
「日本人1人当たりの果物の消費量は、アメリカ人1人当たりの約半分。欧米では、街中やキャンパスで、リンゴやバナナをカジュアルに食べるという習慣がありますが、日本もバナナ自販機の登場で変われば」
と話している。
バナナ自販機は、23日から東京稲城市若葉台のスポーツクラブにも設置されており、そちらも渋谷ほどではないが、好調な滑り出しだという。今後は、大学キャンパスやオフィスビルなどへの展開を予定。バナナだけでなく、パイナップルやオレンジなどの自販機販売も検討中だとしている。