ハチ公保存維持会「節度持って楽しんで」
警視庁によると、警察官が大人数でスクランブル交差点に出動したのは、年末のカウントダウンと、2002年の日韓W杯ぐらいで、珍しいことだという。
ハチ公の所有権は渋谷区にあるが、普段は渋谷の商店街店主らから成る「忠犬ハチ公銅像保存維持会」が管理を行っている。維持会の事務局窓口となっているJR渋谷駅の担当者によると、4~5年前地下鉄出入り口の屋根に登り、落ちて死亡した人が出た。以来イベント時には、ハチ公像を始め、電話ボックスや地下鉄出入り口など、登ることの出来る場所の警備が厳重になったという。
「29日のパラグアイ戦も心配です。下はコンクリート。落ちると危険なので登るのは止めて欲しい。せっかく勝っても、トラブルが起きてはダメ。節度を持って楽しんで頂ければ」