1次リーグ完全的中小森純 「2-1勝利」予想に注目

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後藤健生さんも「日本が勝つなら、2-1」

   軒並み事前予想が外れる中、日本の躍進をある程度予想していた専門家もいる。J-CASTニュースの2010年5月21日付記事にコメントを寄せた、サッカージャーナリストの後藤健生さんだ。

   後藤さんはコメントで、一部強豪を除けば実力は僅差で、「日本は、必ずしも弱くない」と指摘。カメルーンやデンマークなら分からないとして、1次リーグを突破できる可能性を指摘していた。このコメントは、2ちゃんでも現在、話題になっている。

   では、6月29日のパラグアイ戦は、どうか。

   南アフリカで現地取材をしている後藤さんは、こう明かす。

「日本は、高地での試合に備えて、地道にトレーニングをしてきました。カメルーン、デンマークは、あまりやっていなかったので、それが有利に働いたわけです。ところが、パラグアイは、高地を苦にしないので、今回は、日本のアドバンテージはありません。伝統の守備力に加え、攻撃も強くなっているので、今までより難しい試合になるでしょうね」

   パラグアイは、高地に慣れている先住民出身の選手が多く、心肺能力もかなり高いという。調子が上がらないヨーロッパ諸国に比べ、南米諸国が好調なのは、高地環境による原因もあるそうだ。

   ただ、後藤さんは、日本に勝ち目がないわけではないとする。

「優勝候補のオランダに対し、高地でない海沿いの会場でも、1点差のいい試合をしました。パラグアイは、オランダほど強くはないので、日本とパラグアイの力の差は今は、4対6ぐらいです。準々決勝ぐらいにピークを持ってくる強豪国に比べ、初戦ピークの日本は、疲れがたまっているでしょうから、中4日でどれだけコンディションを整えられるかがカギですね」

   ともに守備のチームなので、後藤さんは、3点は入らないと指摘。日本が勝つなら、2-1のスコアを第一に予想した。

   なんと、これは、小森純さんの予想スコアと同じだ。後藤さんに予想的中のことを話すと、「それはすごいね」と言う。パラグアイ戦では、こうした予想が再び的中するか注目だ。

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