長期金利低下1.140%に 6年10か月ぶりの水準

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   長期金利が低下している。2010年6月24日の債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時1.140%と、前日に比べて0.025%低下。03年8月以来、6年10か月ぶりの低水準となった。

   欧州の財政危機を背景に債券市場が混乱するなかで、日本国債が安定資産と見なされ、投資家の注目を集めた。菅直人首相が財政健全化に取り組む姿勢を示したことも、国債が買われる要因とされる。「買い」の中心は、企業向け融資が振るわずに余剰資金を持て余す銀行だ。

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