首都大は「募金が事実なら遺憾」
男子学生らは、首都大学の聞き取り調査に対し、ドブス動画の動機について、「不道徳なものから生じるおかしみを追求することで、何かしらの表現ができると思った」と明かしている。とすると、准教授から何らかの影響を受けて、動画を芸術表現の一つなどと都合良く解釈していたことはないのか。
同大の広報担当者は、取材に対し、学生らと准教授について、「どの程度の関わりなのか、調査中ですので、今の時点では分かりません」と言う。学生が影響を受けたと話しているかについても、「学生から聞いていませんし、実際にどうかも分からないです」。准教授の授業を取っていたかどうかについても、個人情報なので教えられないとしている。
ただ、学生らの街頭募金については、広報担当者は、「無許可であることなどが事実なら、遺憾なことだと思います」と述べた。准教授も含めて、状況が把握でき次第、厳正な対処をしたいとしている。
一方、准教授は、この騒ぎを受けて、ツイッターを非公開にしている。その理由として、自己紹介欄で次のように説明している。
「学生映像作品を批評したツイートが一部誤読を招いてしまったことを受け、暫時ツイートを控えます。ちなみに私は彼らの教官ではなく新作の制作も知らずに旧作「未来の『何か』の為に」だけを閲覧して感想をツイートした以上の関わりはないのですが、これを機に本当の担当教官とともに誠実な対応を考えているところですのでどうかご容赦下さい」
J-CASTニュースでは、准教授に取材しようとしたところ、大学に不在で連絡が取れなかった。