女性限定でピンク映画の鑑賞会
劇場の建物自体に郷愁を感じるファンもいるが、劇場内の階段の上り下りがままならないオールドファンも増える中、老朽化対応のため新館への衣替えを決めた。車いすなどの通行に配慮したバリアフリー設計にするほか、難聴気味の人へのヘッドホーン貸し出しなども導入する。建物も現在の2スクリーン(画面)から3スクリーンへと拡大する。延べの収容人数は、新旧館とも250人弱で変わらない予定だ。
同劇場では、新館のバリアフリー化でオールドファンに喜んでもらうだけでなく、照明なども明るいものにし、若い世代にも足を運んでもらえる劇場にしたい、と意気込んでいる。
新館では、オープン前の行事として10年8月1日に女性限定でピンク映画の鑑賞会も開く。一方、7月末には旧館で「新怪談色欲外道 お岩の怨霊四谷怪談」(1976年)など「上映回数の少なかったレアな」ピンク映画を特別上映する。