みずほFG役員報酬30%削減 報酬の個別開示は否決

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   みずほフィナンシャルグループは、増資による1株あたりの利益の希薄化や、2010年度の予想配当を前期から2円減配するなどの状況を踏まえ、塚本隆史社長と、みずほ銀行の西堀利頭取、みずほコーポレート銀行の佐藤康博頭取の報酬を2010年7月から3か月間30%削減する。6月22日に開かれた株主総会で明らかにした。他の役員も同じ期間10%削減する。

   塚本社長は、09年度決算について「足元を固めた1年だった」と述べ、当初予想を上回ったことを強調した。5月に発表した8000億円を上限とする増資の件では、「市場の状況を踏まえて適切なタイミングで実施したい」との説明に終始した。

   また、すべての取締役と監査役の報酬の個別開示を求める株主提案があったが、これを否決した。1億円超の報酬を受け取っている役員や、同日付で退任する前田晃伸みずほFG会長らの報酬も開示されなかった。

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