企業の手元資金3月末202兆円 景気先行き不透明で増加

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   企業が手元に置いておく現預金が増えている。日本銀行の資金循環統計によると、金融部門を除く民間企業の現金・預金の残高は2010年3月末時点で、前年比1.8%増の202兆7123億円となり、統計で比較できる1980年3月末以降で最多になった。

   企業は業績回復によって現金収入が増えたものの、景気の先行きが不透明なことから、設備投資を控え、現預金で手元に資金を置いておく傾向が強まっている。

   企業の現預金は2006年3月末に200兆円を超えたが、リーマン・ショックによる金融危機で、企業が資金繰りの悪化などで取り崩したことから減少していた。08年3月末には194兆7015億円だった。

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