猫好きは結婚願望が薄い?
ペット婚活の魅力は何なのか。
相馬さんは、
「婚活で重要なポイントになるのが相手の経済力で、初対面で収入を聞くわけにはいきませんが、犬から収入が透けて見えるんです。犬にお金を掛けている人は経済的に余裕がある証拠ですからね。また、犬のファッションなどに気を遣っている飼い主は、自身もオシャレなことが多いんです」
と語る。
ところで、ペット婚活の対象は犬が多い。犬は散歩をして家の外に出ることに慣れているが、室内飼いの猫の場合、外に出ることや他の猫とふれ合うことが苦手だからだ。ただし、猫とふれ合えるカフェ「猫カフェ」で、婚活が行われることもある。パートナーエージェントが1月に「猫カフェ」で行った婚活イベントには、男女10人が参加した。参加者は緊張がほぐれて自然と笑顔になり、初対面でもスムーズに打ち解けていたという。
一方で猫好きは結婚願望が薄いという調査結果もある。
情報サイト「シュシュ」編集部がアラサー女性312人にアンケートを行ったところ、犬派は結婚している割合が54.8%だったのに対し、猫派は41.6%だった。また、猫派は3人に1人が「子供を欲しくない」と答え、「ひとり暮らし」と「不倫経験」の項目でも犬派を上回った。「結婚しなくてもいい」と答えた人は犬派が11%で、猫派が21.2%となり、2倍近く差が開いた。