川南町選管「投票所の人員確保が難しい」
立候補予定者も、このことを懸念材料として受け止めている様子だ。松下氏陣営は渡辺氏陣営に対して、感染地域での選挙カーなどの選挙活動をお互いに自粛するように申し入れており、6月14日には、松下氏はツイッターで
「現職が知名度があるから有利不利という次元ではなく、協議がまとまらない場合は、自主的な対応も考えています。 選挙が民主主義の根幹である事は、承知の上でです」
と説明している。渡辺氏も6月16日のブログで
「当然ですが、公示後の選挙活動も当然、感染拡大のリスクを犯さない内容になります。選挙カーが回らない選挙になるかもしれません」
と選挙カーを使わない可能性に言及している。
選管の側にも影響が出ている。最初に感染が確認された川南町の選管によると、
「口蹄疫対策で職員を大量に動員した関係で、投票所の人員確保が難しい」
という理由で、17か所の設置を予定していた投票所の数を13に減らす。投票所の数が減った分、公職選挙法の規定にしたがって、188か所設置されるはずだったポスター掲示場も97か所になる。
宮崎県の選管では、
「投票所や開票所に消毒液や消毒マットを置いたり、車が通る所には消石灰をまくなどを考えています。今行っている対策を、改めて徹底していくしかありません」
と、地道な対策を行いながら投開票を進めたい考えだ。