やっぱり危ない南アW杯 ホテル前で「首絞め強盗」

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「荷物最小限に、身体から離さない」が鉄則

   現地で観戦していた村上敦伺氏によると、スタジアムの観客席で日本の勝利に酔う間、観戦チケットの入ったカバンが盗まれたり、デジカメや携帯電話をすられたりする被害が相次いだという。また、翌日のホテルのチェックアウト時にも、日本人が置き引きの被害に遭っている。

   村上氏は、W杯出場32カ国を踏破して現地観戦をする「世界一蹴の旅」プロジェクトを進行中。今回で5度目の南ア訪問で、これまで危険な目に遭遇した経験はない。ただ、

「どこが安全なのか情報を集め、危険な場所には近寄らないことが大事。安全といわれる場所でも、夜間に一人で行動してはいけない」

と現地の常識を明かす。その上で、外出するときは荷物を最小限にし、身体から離さないことが鉄則だという。

「南アに限らず、日本の常識は世界では通用しない。自分の身は自分で守るのが原則だ。犯罪者は明らかに外国人を標的にしているが、日本人の危機意識の低さも影響する。お祭り騒ぎに浮かれず気を引き締めて行動するよう警笛を鳴らしたい」

   南アの人たちの多くは親切で明るく人懐っこいというが、「世界最悪の治安」というのも事実。日本代表が勝ち進むことで、現地への渡航者が増えることも考えられるが、くれぐれも細心の注意が必要だ。

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