内閣府と財務省が2010年6月14日に発表した4-6月期の法人企業景気予測によると、大企業の現状の景況判断(BSI)は4.0で、3四半期ぶりにプラスに転じた。前回調査時(1-3月期)はマイナス2.4だった。
7-9月期の見通しも10.1と改善傾向にあり、大企業の全産業で景況感が持ち直していると判断していることがうかがえる。
大企業の製造業の現状判断は10.0(前回調査時4.3)。前回調査時がマイナス6.3だった非製造業も、0.9とプラスに転じた。
ただ、中堅企業の全産業の現状判断はマイナス8.1、中小企業もマイナス32.0と改善がみられず、業況の回復に格差が生じている。