内閣府が2010年6月10日に発表した1-3月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質ベースで、前期(09年10-12月期)と比べて1.2%増となった。年率換算すると5.0%増になり、速報値の4.9%から、わずかだが上方修正した。
項目別では、企業の設備投資が速報値(1.0%増)より、やや下方修正したものの0.6%増とプラスを維持。個人消費は自動車や宿泊サービスが上向いて0.4%増となり、速報値(0.3%増)を上方修正した。公共投資もマイナス幅が縮んだ。
なお、改定値を踏まえた2009年度の実質経済成長率は、前年度比2.0%減の速報値から0.1ポイント下方修正した。