「うまい!と言ってもらえるが…」
一番のポイントは、お題が出た後に「その心は(オチ)」から考える。例えば「ペットボトル」というお題が出たとして、まず「オチ」の部分に「ビンでもカンでもない」を持ってくる。そして、「解く」言葉を探す。「鈍感な人」にすれば、
「ペットボトルと掛けて、鈍感な人と解く。その心は、ビン・缶(敏感)ではないんです」
となるのだそうだ。素人にはそれでも簡単ではない。
なぜこうしているかといえば、完成までのスピードを速くするため。「スピードが速いと、なぞかけはうまく思える」からなのだそうだ。
大ブレイク中の「Wコロン」だが、悩みも本に書かれている。それは、大人は喜んでくれるが子供に理解してもらうのが難しいこと。そして、「うまい!」と言ってもらえるけれども、感心されるだけで本来の仕事である「笑い」が取れないことだそうだ。ただし、「笑いが取れるなぞかけ」も研究中とのことで、これからの活躍に期待ができそうだ。