新政権を席巻「松下政経塾」OB 野田、玄葉、前原、原口…

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ライバル意識が強く、「目立ちたがり」?

   卒塾者の進路は、政治家70人(うち、国会議員34人)など政治分野43%、会社経営など経済分野28.1%、研究・マスコミ分野16.5%などだ(10年5月7日現在)。

   同塾16期生で、現在大阪府池田市の単位認定型フリースクール「スマイルファクトリー」校長を務める白井智子さん(37)に話を聞いた。

   白井さんの場合、塾生時代に「児童と同じように」小学校に「通学」、授業や給食などを体験する生活をしばらく続けた。ここで、「現場に潜り込んで本音を話してもらう現地主義の大切さを学んだ」と振り返る。卒塾生らの「OB会」は定期的に開かれており、今回入閣した政治家らともよく言葉を交わすという。今回の菅・新体制に塾OBが多く参加していることについては、

「税金の使い道の名目は福祉・教育でも、本当に困っている人の所には届いていない、という実感がある。こうした現場の声を吸い上げて現地主義でがんばって欲しい」

とエールを送る。

   松下政経塾OBの政治家の傾向について、政治評論家の浅川博忠さんは良い面として、政策を真面目に勉強するタイプが多く、「世襲議員と違って、良い政治家になりたいという向上心が筋金入り」、という点を挙げる。ただ、OB同士のライバル意識が強い傾向があり、目立とうとして個人主義に陥るきらいもある、としている。

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